【7月28日 AFP】(一部更新)米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)消防局によると、夏の海水浴客でにぎわう同市のベニスビーチ(Venice Beach)で27日、珍しい落雷が発生し、1人が死亡、8人が負傷した。

 ロサンゼルス検視局のラリー・ディーツ(Larry Dietz)氏がAFPの取材に応じたところによると、落雷で死亡したのは20代の男性だとしているが、実際に遺体を見ていないのではっきりした死因は不明だという。

 これに先立ち消防当局15歳の若者を含む8人が病院に搬送されたと述べていたが、死者については確認しなかった。また、別の1人が重体だという。さらに、この8人とは別に5人が現場で診断を受けたが、病院搬送は必要なかったという。

 落雷があった時、周辺地域は局地的な雷雨に見舞われていた。米国立測候所(National Weather Service、NWS)によると、現場周辺を雷雨が襲ったの27日午後2時15分(日本時間28日午前6時15分)ごろだという。

 目撃者の1人は現地紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に対し、パニックになった現場の様子を語った。空が暗くなってすぐに稲妻が光り始めて雷雨が起き「みんなが絶叫した」という。また近所の住民は、家が揺れ、爆発のような音が聞こえたので外へ出ると、近所に住む医師が雷に打たれた人に心肺蘇生法(CPR)を施していたと語った。(c)AFP