西村主審、議論呼んだ判定の正当性を主張
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【7月26日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)開幕戦のブラジル対クロアチアで笛を吹き、疑惑の判定で論争を巻き起こした西村雄一(Yuichi Nishimura)主審が東京の日本サッカー協会(Japan Football Association、JFA)本部で会見に臨み、自身に対する批判をバッサリと切り捨てた。
西村主審は、微妙な判定でブラジルにPKを与えた上、相手選手にひじ打ちを見舞ったネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を一発退場にしなかったことでクロアチアの反感を買い、ソーシャルメディアでも白熱した議論を呼んだ。
西村主審は、「試合前から(批判は)覚悟していた」とすると、「それもこの仕事の一部」と語った。
フレッジ(Fred)が倒れた場面でPKを与えたことについて、西村主審は「あの場面を振り返ってみると、FWはワンステップでシュートしたかったのだと思う。DFはそこで手をかけた。あれは反則だった」と説明している。
「厳しい批判もあったが、助けるような意見もあった。レフェリーって難しいですね」
一方で西村主審は、英語ではなく日本語で話しかけてきたとするクロアチアの選手の主張に不快感を示した。
「ピッチでは英語を使っていました。相手も、私の言ったことを理解していた。いつも通りに判定を下したつもりです」
(c)AFP