【7月24日 AFP】アルジェリア航空(Air Algerie)は24日、西アフリカのブルキナファソを離陸した同社の旅客機からの交信が、離陸から約1時間後に途絶えたと発表した。

 アルジェリア航空によると、消息を絶ったのはブルキナファソ・ワガドゥグ(Ouagadougou)発、アルジェリア・アルジェ(Algiers)行きのAH5017便。週4便の運航で4時間のフライトだという。

 またアルジェリア航空の情報筋によると、同便の搭乗記録にはさまざまな国籍の110人の乗客の名前が載っているという。

 さらにこの情報筋は、AH5017便はマリ上空からアルジェリア国境に近づいていたところで交信が途絶えたとし、「同便はアルジェリア国境近くで視界不良の中、マリの首都バマコ(Bamako)とアルジェの航路を飛行する別の航空機と衝突する危険性を回避するため、迂回(うかい)するよう要請された。だが針路変更後、同機との交信が途絶えた」とAFPに語った。

 アルジェリア航空は声明で、AH5017便捜索のための「緊急プラン」を発動したと述べた。(c)AFP