【7月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に移籍したジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)は23日、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督から、自身の持ち味を生かして来季を戦うと言われたことを明らかにした。

 ブラジル出身でスペイン代表のコスタは、クラブの公式テレビ「チェルシーTV(Chelsea TV)」で、「監督から言われた大事なことの1つは、僕に変わらないでほしいということだ」と語った。

「僕の獲得はジョゼとクラブの意向で、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)での僕のプレースタイルを見て、契約を決めてくれたんだ」

「大きく変わる必要はないと感じている。より優れた選手になるために、細かい点を改善していく必要があるだけだ。昨季と同じようなシーズンを過ごせればいいなと思う」

 25歳のコスタは昨季、アトレティコに18年ぶりのリーグ優勝をもたらすと、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)でも、チームの決勝進出に貢献した。

 チェルシーは、コスタ獲得のために3200万ポンド(約55億円)をつぎ込んだとされているが、コスタはその期待に応える自信をみせている。 

 コスタは、「ファンの皆さんに言っておきたいのは、僕がこのクラブのために戦い、可能な限り多くのトロフィーを勝ち取ることを信じてほしいということだ」とコメントした。

「僕は、ここで偉大な集団の一員になった。そして僕らはファンが望んでいること、すなわちタイトルを獲得するために全力を尽くすつもりだ」

 アトレティコで経験を積んだコスタは、欧州でも引っ張りだこのストライカーに成長した。多くのチームが獲得に名乗りを上げる中、コスタは真っ先にチェルシーへ加入することを選んだという。

 コスタは、「決断は容易だった」とすると、「ここには世界最高の選手たちと、世界最高の監督がいる。そして、このクラブには偉大な歴史がある」とその理由を語った。

「僕は選手としてだけでなく、人間として成長したい。そのためには、ここが完璧な場所であると信じている。これがチェルシーを選んだ理由で、だからこそ、僕はこのユニホームを守りたい」

(c)AFP