【7月24日 AFP】中国の北京(Beijing)市当局は23日、大気汚染対策の一環として閉鎖が決定していた市内4か所の大規模石炭火力発電所のうち、最も古い高井火力発電所(Gaojing Thermal Power Plant)を閉鎖した。中国国営新華社(Xinhua)通信が報じた。

 新華社によると、約50年前に建設された同発電所は今後、ガス火力発電所に建て直される。クリーンエネルギーへの依存度を高めたい同市の方針に基づき、ほか3か所の発電所も2016年までに閉鎖し、ガス発電所に順次置き換えられる予定。

 同市は昨年、石炭消費量の削減とクリーンエネルギーの利用促進、汚染源の取り締まり強化を目的として、市内の火力発電所を5年かけて建て替える計画を策定していたという。

 北京市では頻繁に有害スモッグが発生しており、市民は怒りを募らせている。(c)AFP