【7月23日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)の元会長サンドロ・ロセール(Sandro Rosell)被告は22日、裁判所で被告人質問に立ち、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)との契約は合法だと主張した。

 マドリード(Madrid)にある最高裁判所でロセル被告は、総額8600万ユーロ(当時、約120億円)で獲得したネイマールの契約は、法を順守し、「完璧に行われた」と語った。関係者が明かした。

 ネイマールとの契約での脱税罪で、6月にロセル被告とFCバルセロナは法定代理人を通じて裁判所への召喚状が発行されていた。

 召喚状によると、最大総額1180万ユーロ(約16億円)の税金が納付されていないという。その内訳は、判事が参照した税務署の報告書によると、2011年に240万ユーロ、2013年に680万ユーロ、2014年に260万ユーロとなっている。

 ロセル被告は2013年の夏のネイマール獲得にかけた金の流れを明らかにせず、不正な支出があったと訴えを起こされて、今年1月にクラブの会長を辞任していた。

 その後、FCバルセロナはネイマールの獲得にかかった金額を明かしたが、当初発表していた5700万ユーロを大きく上回っていた。(c)AFP