【7月23日 AFP】米食材卸大手OSIグループ(OSI Group)傘下の中国食肉加工会社「上海福喜食品(Shanghai Husi Food)」が使用期限の切れた食肉を大手ファストフードチェーンに供給していた問題で、 日本マクドナルドホールディングス(McDonald's Holdings Japan)は22日、上海福喜製のチキンナゲットを国内の一部店舗で販売していたことを明らかにした。

 中国のテレビ局による調査報道を受け、上海当局は20日、出荷する製品に使用期限の切れた鶏肉を混入させたり、使用期限の切れた製品のラベルを張り替えたりするなど品質に関する問題があったとして、中国国内のマクドナルド(McDonald's)やケンタッキーフライドチキン(KFC)などに食肉を供給していたOSIの工場1か所の閉鎖を命じた。

 東京の日本マクドナルドの広報担当者はAFPに対し、同社が販売するチキンナゲットのうち約20%を上海福喜から仕入れていたことを明らかにし、21日から上海福喜製のチキンナゲットの販売を停止したと説明した。同社の店舗のおよそ6分の1にあたる約500店では、別の仕入先の製品を確保するまでチキンナゲットの販売を全面的に停止するという。(c)AFP