【7月22日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝が行われたリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)では、強固に組織されたデモ隊による「ゲリラ攻撃」が計画されていたという。21日、ブラジル紙グロボ(Globo)が報じた。

 報道によれば、昨年9月からの監視体制によって警察が事前に計画を察知し、メールや電話などでこれを阻止したという。

 ブラジルでは先週、W杯にかこつけて暴力事件を起こしたとされる23人が逮捕されている。

 グロボ紙は、デモ参加者が火炎瓶や手製の爆発物を準備していたとする、警察の発表を取り上げている。

 爆発物は、警察に見つからないよう、あらかじめ街中に隠してあったという。

 活動の支持者らは警察の高圧的な態度を批判しているが、W杯開催に抗議するデモは、当局が懸念していたほどの規模にはならなかったとする見方が強い。(c)AFP