【7月18日 AFP】ボクシング、無敗の王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)が17日、9月に行われるマルコス・マイダナ(Marcos Maidana、アルゼンチン)戦を控え、マイダナは再戦をありがたく思うべきで、グローブを選ばせることはないと語った。

 両者はWBA・WBC世界ウェルター級のタイトルをかけ、9月13日に米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で対戦する。

 メイウェザーは、「彼が再戦を望んだから、そうすることにした。グローブについての不平はなしだ。彼が最初の試合で勝ったというなら、同じグローブでやれってことだ」とコメントした。

 5月3日に行われた初対戦の前夜、メイウェザーはマイダナが使用を求めていた227グラムのグローブの詰め物が不十分として、使用に同意しなかった。

「これは路上のけんかじゃないし、総合格闘技でもない。健康とボクシング後のキャリアが大事なんだ。グローブなしで殴ることもできるが、彼が二度と歩けなくなるかもしれない。グローブを使って自分たち自身を守るんだ」

 メイウェザーはその試合で判定の末2-0で勝利を挙げたが、一人のジャッジはスコアを114-114の同点とした。通算成績46勝0敗(26KO)のメイウェザーは、この対戦では序盤の不十分な戦いぶりを批判されていた。

 メイウェザーは、再戦の理由はマイダナ陣営との前回対戦後の約束を果たすためではなく、5月の対戦の前半戦で自身のキャリアについた傷を、再戦での圧倒的な戦いぶりで洗い流したいからだと明かした。

「彼は俺に対して3、4ラウンド勝っていた。だが、それはもう起こらない」

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