【7月13日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)でNBAファイナル制覇を2度経験し、フリーエージェント(FA)となっていたパウ・ガソル(Pau Gasol)が12日、来季からシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)でプレーすることを発表した。

 スペイン代表のガソルは、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)とレイカーズでプレーしたキャリアのなかで1試合平均18.3得点、9.2リバウンドの成績を残し、フィールドゴール成功率は51パーセントを記録している。

 ここ数シーズンは大黒柱デリック・ローズ(Derrick Rose)の故障に悩まされたものの、それでも上位を争っていたブルズだが、ガソルの加入により、タイトル獲得の可能性は大きく高まった。

 ガソルはツイッター(Twitter)に、「簡単なことではなかった。考え抜いた結果、シカゴ・ブルズでプレーすることを選択した。私のキャリアの新たな幕開けを楽しみにしている」と投稿した。

 ガソルに対しては、13-14シーズンのNBAファイナルを制覇したサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)も獲得に動いていた。

 ブルズはサラリーキャップ対策のために、ガソルと契約するまでに選手の放出を余儀なくされるかもしれない。

 ガソルとの契約期間と金額は明らかにされていないものの、同選手の加入はニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)に、ブルズ移籍を考えさせる可能性がある。

 ガソルは2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪の男子バスケットボールでスペインの銀メダル獲得に貢献しているが、2大会の決勝ではNBAのオールスター選手で編成された米国代表に敗れている。(c)AFP