1年間の実現可能性調査を経て、スラットさんは3~4年後を目処に試験計画を立ち上げたい考えだ。その後、北太平洋に最初の「海洋浄化アレイ(Ocean Cleanup Array)」設置を計画している。

 スラットさんは、インターネットのクラウドファンディング・サイトを通じ100日間で200万ドル(約2億円)の資金調達を目指しているが、32日間で既に100万ドルが集まった。

 向こう10年間で、北太平洋に渦巻くプラスチックごみの半分近くを回収したいとしている。スラットさんによると、この方法は船を使った回収より数千倍も速い上に、費用も安くあがるという。

 海洋学者、技術者、法律アドバイザーを含む約70人が実現可能性調査に参加し、法律上と建設上の問題や、設備の天候に対する耐性とコストを調べている。(c)AFP/Nicolas DELAUNAY