【7月8日 AFP】タブレット型端末の世界での販売台数が2015年までにパソコンを上回る見通しとの調査報告書が7日、発表された。

 米調査会社ガートナー(Gartner)は、2014年のパソコンの総販売台数を約3億800万台と予想。従来のデスクトップ型やノート型パソコンの販売台数の減少を「ウルトラモバイル」型パソコンがカバーするだろうとした。

 一方、タブレット型端末の2014年の予想販売台数を約2億5600万台としたが、その販売台数は、2015年末までに3億2000~3億1600万台に達するとの見通しを示した。

 ガートナーによると、2014年のタブレット型端末の販売伸び率は23.9%と緩やかで、前年ペースの約半分にとどまっており、その市場はやや落ち着いてきているという。一方のパソコン市場は比較的安定しており、2013年は9.5%の落ち込みをみせたが、2014年は同2.9%にとどまると予想している。

 報告書はまた、パソコンやタブレット、携帯電話を含む全ての端末の2014年の販売台数が24億台に達すると予想している。(c)AFP