【7月4日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開催都市の一つ、南東部ベロオリゾンテ(Belo Horizonte)で3日、未完成の高架道路が崩落して複数の車が下敷きになり、少なくとも2人が死亡、19人が負傷した。当局が発表した。

 事故現場はW杯スタジアムから約5キロ離れた場所。地元テレビ局グロボ(Globo)が放送した映像には、倒壊した道路の大きな一部分が黄色いバスの上に落ち、運転席部分がつぶれている様子が写っていた。

 ミナスジェライス(Minas Gerais)州の保健局によると、この事故で2人が死亡、19人がけがをしたという。

 また消防の報道官は記者団に対し、被害に遭ったバスから13人が無事救出されたものの、運転手の女性は亡くなったと伝えた。さらに、崩落した高架道路の「完全に下敷きになっている」別の車が1台あり、乗車していた人の数や安否はまだ確認されていないという。また、事故原因も明らかになっていないとしている。

 落下した道路は工事を行っていた建設会社のトラック2台にも当たったが、同社は事故当時いずれのトラックも無人だったとしている。

 同市に近いミネイロン(Mineirao)スタジアムではこれまでに5試合が行われ、8日の準決勝戦が開催される予定となっている。(c)AFP