【7月2日 AFP】英コメディーグループ「モンティ・パイソン(Monty Python)」が1日、30年ぶりに舞台に戻ってきた。

 ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)での10回公演の皮切りとなった1日、存命中のメンバー5人が結集。ファンを前に定番のレパートリーを披露し、1万4000人のファンによる大合唱でステージを終えた。

 グループのメンバーは、ジョン・クリーズ(John Cleese)、マイケル・パリン(Michael Palin)、テリー・ギリアム(Terry Gilliam)、エリック・アイドル(Eric Idle)、テリー・ジョーンズ(Terry Jones)の5人で、全員70代に突入している。5人は、コメディー、アニメ、記録映像、ミュージカル曲などが披露されたこの日の公演で10回以上の衣装替えを行った。

 監督のアイドルは今回の舞台で超大作を披露したいと語っていたが、ステージ上で演じられたのは、名作「死んだオウム」など過去のレパートリーの数々で、それぞれが笑いを誘う完璧な「間」を携えていた。

 20日の最終公演は世界中の映画館に中継される予定。またアフガニスタンやイエメンなど世界100か国以上でテレビ放送の契約も結ばれている。ロンドン公演後にツアーを行う要望もすでに出ているが、クリーズはロンドンでお別れだと語っている。(c)AFP/Alice RITCHIE