【7月1日 AFP】仏銀最大手のBNPパリバ(BNP Paribas)は30日、米国が経済制裁の対象としているイランやスーダンなどと違法取引を行ったことを認め、89億ドル(約9025億円)の罰金を支払うことで米司法省と和解した。

 米司法省によると、BNPパリバは2004~2012年にかけて「複雑で大規模な手法を駆使」して先の2か国及びミャンマーやキューバと行った数千回に及ぶ取引を故意に隠ぺいし、米国法に背く「重大な違反行為」を行った。

 米当局によると今回の罰金額は、制裁措置に対する違反で米司法省が科した額として過去最高で、金融機関が関与する経済事件でも最も重い。(c)AFP