【6月30日 AFP】ブラジル南部を襲った一週間に及ぶ豪雨による洪水で、5万人以上の住民が自宅から避難したことが分かった。当局が29日、発表した。

 南部サンタカタリナ(Santa Catarina)州の緊急事態当局によると、同州の住民4万人が避難。また隣接するリオグランデドスル(Rio Grande do Sul)州当局も、1万700人が避難したと発表した。

 両州の当局は28日、避難した住民の数をこの10分の1に当たる計6000人としていたが、被害規模の詳細が明らかになったことを受け、数値を修正した。

 当局によると、サンタカタリナ州では37の町、リオグランデドスル州では59の町が洪水に襲われた。

 リオグランデドスル州当局によると、23~27日の5日間の降雨量は、同州6月平均の2倍以上だった。雨は週末も続いたが、29日午後にはわずかに弱まっている。(c)AFP