【6月29日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は28日、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、コロンビアが2-0でウルグアイに勝利し、初の準々決勝進出を決めた。

 コロンビアはフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)に所属するハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)が全2得点を挙げる活躍をみせ、今大会の通算得点数を5に伸ばして得点ランクの単独トップに立ち、欧州のビッグクラブがこぞって同選手の獲得を目指す理由を証明した。

 ロドリゲスは前半28分、背後からのボールを胸でトラップしてシュートを放つと、ボールはクロスバーをかすめてゴールに吸い込まれ、この時点で得点ランクトップに並ぶ大会4得点目を記録した。

 さらにロドリゲスは後半5分、パブロ・アルメロ(Pablo Armero)のクロスをフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)が頭で折り返したボールに反応して追加点を挙げ、得点感覚の鋭さをみせつけた。

 イタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)に対するかみつき行為でルイス・スアレス(Luis Suarez)が出場停止処分を受けたウルグアイは、帰国したスアレスのユニホームをドレッシングルームにかけて試合に臨んだが、スアレスが引き起こした問題の影響からか立ち上がりから精彩を欠き、大黒柱の不在によりコロンビアに試合を支配された。

 コロンビアは、7月4日にフォルタレーザ(Fortaleza)で行われる準々決勝でブラジルと対戦する。(c)AFP