【6月27日 AFP】北朝鮮の朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)は27日、新開発された精密戦術誘導弾の発射実験を金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記が視察したと発表し、「防衛能力の躍進」だとたたえた。実験は成功したとしている。

 北朝鮮に戦術誘導弾の発射能力があることは知られていないが、最近のプロパガンダ映画の分析では、ロシアの巡航ミサイル「KH-35」の複製を調達した可能性が指摘されている。

 発射実験が行われた場所は不明。だが北朝鮮は26日、日本海に向けて3発の短距離ミサイルとみられる発射を行っている。

 アナリストらは、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が来週、韓国を訪問するのをにらんだ北朝鮮の挑発ではないかと示唆している。(c)AFP