【6月25日 AFP】政情不安が続くパキスタン北西部の空港で24日夜、着陸体勢に入った旅客機を武装集団が銃撃し、乗客の女性1人が死亡、乗員2人が負傷した。

 パキスタン航空(PIA)広報のマシュド・タジワール(Mashud Tajwar)氏によると襲われたのは、乗客170人以上を乗せ、サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)からパキスタンのペシャワル(Peshawar)に向かっていた同社の旅客機で、着陸体勢に入ったところで銃撃された。

 当局は、同機は着陸したものの、機銃掃射を受けた際にはまだ上空1500メートルを飛行中で、もう少しで大惨事になっていたと述べた。犯行グループは今のところ特定されておらず、犯行声明も出されていない。

 タジワル氏はAFPに対し「空港の外から銃撃を受けた。乗客の女性1人が病院に搬送された後に死亡した他、客室乗務員2人が負傷した」と語った。

 この攻撃を受け、ペシャワル国際空港(Bacha Khan International Airport)に発着する便は一時運航を見合わせた。(c)AFP