【6月18日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)のブラジル対メキシコ戦が行われた17日、ブラジルの伝説的なサッカー選手のペレ(Pele)さん(73)は、スタジアムに向かう途中でサンパウロ(Sao Paulo)の交通渋滞にはまり試合前半を見逃した。

「大変苦痛だった──前半を車内(のラジオ)で聴くことになったんだ。交通量がかなり多くて、車は動いていなかった」とペレさんは語った。ペレさんはサントス(Santos)から人口2000万の大都市サンパウロに車で移動中だった。

「W杯ブラジル大会をラジオで聴いたのはこれが2回目だった。1950年(大会)とそして今日」とペレさんは、フォルタレーザ(Fortaleza)でスコアレスの引き分けとなった試合後にグロボ(Globo)テレビに語った。

「(ブラジル)チームのプレーは悪くなかった。ただ勝てなかっただけだ」

「簡単なゲームなんてないことは知ってる。万事うまくいけば、決勝戦に行けるだろう」と述べ、ブラジル国民に「ポジティブに考えよう」と呼び掛けた。(c)AFP