【6月17日 AFP】セルビアとハンガリーを流れるティサ(Tisza)川では毎年6月半ばの1週間、水中で1年ほど幼虫時代を過ごした無数のカゲロウたちが成虫となり、川面に姿を現す。この自然現象は「花咲くティサ」と呼ばれ、多くの観光客を集めている。

「長い尾を持つカゲロウ」(Palingenia longicaud)を意味する名のこのカゲロウの存在は、水質が良好であることを示す指標で、欧州諸国の多くではすでに消滅してしまっているが、ティサ川では今も目にすることができる。(c)AFP