チリがオーストラリアに快勝、スペインに重圧かかる
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【6月14日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は13日、クイアバ(Cuiaba)でグループBの試合が行われ、チリが3-1でオーストラリアに勝利した。
チリは、序盤にアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)とホルヘ・バルディビア(Jorge Valdivia)のゴールでリードを奪うと、オーストラリアのティム・ケーヒル(Tim Cahill)に見事なヘディングシュートで1点を返されたが、後半ロスタイムにジャン・ボセジュール(Jean Beausejour)の得点で勝利を確実にした。
この日行われた試合で、同組のスペインが1-5でオランダに敗れたため、チリはこの勝利で前回大会の王者にプレッシャーを積み重ねた。
序盤はチリが試合を支配したが、後半に入ると前に出てくるオーストラリアの重圧にさらされた。後半途中にはケーヒルに再びヘディングシュートを決められたものの、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。
FCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するチリのサンチェスは前半12分、オーストラリアがペナルティーエリアへのクロスボールをクリアし損ねると、そのこぼれ球を押し込み先制点を決めた。
チリはその90秒後にバルディビアがエリアの端からカーブをかけたシュートを決めリードを2点に広げたが、オーストラリアは諦めることなく、同35分にケーヒルがヘディングシュートで1点を返した。
試合終了間際にボセジュールが低いミドルシュートを蹴り込んだチリは勝利を挙げ、スペインを下したオランダと勝ち点3で並んだ。
この結果、スペインは早期敗退を免れるためにも、18日にリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で行われるチリ戦で勝利しなければならなくなった。(c)AFP