【6月13日 AFP】南米ブラジルのフォス・ド・イグアス(Foz do Iguacu)で12日、世界遺産の「イグアスの滝(Iguazu Falls)」の濁流の上にかかる虹をAFPのカメラが捉えた。イグアスの滝は、上流で降り続いた豪雨の影響で大幅に増水しており、観光用の橋が破損するなどの被害が出ている。

 ブラジル南部では先週末から大雨が続き、これまでに洪水のため9人が死亡した。洪水の影響は、12日開幕したサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開催都市の1つクリチバ(Curitiba)にも及んでいる。

 パラナ州電力公社(COPEL)によれば、9日時点でのイグアスの滝の流量は、通常の30倍を観測した。隣接するパラグアイでも洪水が発生し、地元当局によると首都アスンシオン(Asuncion)で約15万人が避難を余儀なくされているという。(c)AFP