【6月11日 AFP】1998年に開催されたサッカーW杯フランス大会の豆知識を紹介する。

――1998年にジョアン・アベランジェ(Joao Havelange)氏が、24年間務めた国際サッカー連盟(FIFA)の会長職から退いた。後任には、欧州サッカー連盟(Union of European Football Associations、UEFA)のレナート・ヨハンソン(Lennart Johansson)氏との激しい選挙戦の末に、スイス出身のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)氏が選出された。

――クロアチア代表のロベルト・プロシネチキ(Robert Prosinecki)は、違う国の代表として出場したW杯でいずれも得点を記録した唯一の選手となった。この大会のジャマイカ戦で1得点を挙げたプロシネチキは、1990年大会では、旧ユーゴスラビア代表として出場し、アラブ首長国連邦(UAE)戦で得点している。

――デンマーク代表のエッベ・サンド(Ebbe Sand)は、ベンチスタートの選手として最速ゴールを決めて歴史に名を残した。同選手は、4-1でナイジェリアに勝利した試合で、交代からわずか16秒後に得点した。

――フランス大会では合計22枚のレッドカードが出され、それまでの大会記録だった1990年イタリア大会の16枚を上回った。カメルーン代表のリゴベル・ソング(Rigobert Song)は、W杯で複数回退場処分になった唯一の選手となった。この大会のチリ戦でレッドカードとなったソングは、1994年大会のブラジル戦でも退場となっている。(c)AFP