【6月8日 AFP】アフガニスタン当局は7日、北部の山岳地帯にあるバグラン(Baghlan)州で鉄砲水が相次いで発生し、これまでに70人以上が死亡、数百軒の家屋が流されたと発表した。死者数は増加する可能性があるという。

 付近の地域では約1か月前、大雨によって発生した地滑りが1つの村をのみ込み、300人が死亡したばかり。

 地元警察の報道官は洪水について、「人々は、家や財産、村や畑、牛などすべてを失った。生き延びるために残されたものは何もない。飲料水さえ手に入らない」と話し、「水と食料、毛布とテントが大至急必要だ」と訴えた。

Mohammad Ebadi州知事は、死者数は74人に達したと述べ、死者数は今後増加する可能性があると指摘した。また、同国の災害管理当局によると、これまでに数千人が避難しており、この地域への食料や医療支援の確保を急ピッチで行っているという。(c)AFP/Gul Rahim