【6月6日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2014)は5日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第7シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は4-6、7-5、6-2で第18シードのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)を下し、3年連続で決勝に駒を進めた。

 27歳のシャラポワは、20歳の若手でモントリオール(Montreal)出身のブジャールに第1セットを先取されたが、この試合でもベースラインでの激しいストローク戦の末に逆転勝利を収めた。

 決して勝負をあきらめないシャラポワは、2010年にローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)でジュスティーヌ・エナン(Justine Henin)氏に敗れて以降、フルセットを戦ったクレーコートでは19連勝としている。

 シャラポワは、7日に行われる決勝で大会第4シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と対戦する。

 一方、成長著しいブシャールは、今季の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)に続き、四大大会(グランドスラム)で2度目の準決勝進出を果たしたが、メルボルン(Melbourne)で同大会を制した李娜(Na Li、ナ・リー、中国)の前に屈したように、今回も決勝進出はかなわなかった。

 シャラポワは、「ブシャールは、信じられないような戦いを演じました。今日の彼女のレベルは非常に高く、私が勝てたのは幸運でした」とコメントした。

「2セットのストレート勝ちを収めたかったのですが、立ち上がりから彼女の調子はとても良かった。第1セットを奪われて厳しい展開になりましたが、それで試合の勝敗が決まるわけではありません」

「戦って、苦しみながらも、勝機を見出しました」

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