【5月29日 AFP】米誌フォーブス(Forbes)が28日に発表した毎年恒例の「世界で最も影響力のある女性100人」の1位に、4年連続でドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が選ばれた。

 2位には米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)のジャネット・イエレン(Janet Yellen)議長、3位には米マイクロソフト(Microsoft)の創業者ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏の妻でビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill and Melinda Gates Foundation)の共同議長を務めるメリンダ・ゲイツ(Melinda Gates)氏が続いた。

 4位はブラジルのジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領、5位は国際通貨基金(International Monetary FundIMF)のクリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)専務理事だった。2016年米大統領選への立候補が予想されるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官は6位だった。

 フォーブスの「世界で最も影響力のある女性100人」は今年10周年を迎えた。実業界、メディア、政治、テクノロジー、エンターテインメント、慈善活動と非営利活動、富豪の分野の女性が選ばれ、今年から新たに金融分野が追加された。

 実業界からは、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)のメアリー・バーラ(Mary Barra)最高経営責任者(CEO)が7位、米SNS大手フェイスブック(Facebook)のシェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)最高執行責任者(COO)が9位、米IBMのバージニア・ロメッティ(Virginia Rometty)CEOが10位に選ばれた。

 リストには9か国の首脳と28企業のCEOが選ばれた。フォーブス誌によると、この9か国を合わせたGDP(国内総生産)は11兆1000億ドル(約1100兆円)、28企業の年間収益は合わせて1兆7000億ドル(約170兆円)に上った。

 全リストはフォーブス誌のウェブサイト「www.forbes.com/power-women」に掲載されている。(c)AFP