【5月22日 Relaxnews】米グーグル(Google)の眼鏡型端末「グーグル・グラス(Google Glass)」の試用版が、米国で発売されたのを受け、アプリの開発会社は、携帯端末を手に世界中を旅する旅行者に向けて、専用アプリの発売に乗り出した。

 旅行のスケジュール管理のための「トリピット(TripIt)」やレストランを予約するための「オープンテーブル(OpenTable)」といった携帯端末用アプリを提供する「フォースクエア(Foursquare)」は、これらアプリのグーグル・グラス版を意味する「グラスウェア(Glassware)」バージョンの提供を、いち早くグーグル・グラスを手にした利用者向けに開始した。

 アプリ開発者らは、両手が自由に使え、コードに煩わされることもないグーグル・グラスが旅行者の心をつかむことを期待している。旅行者は、かさばるガイドブックや、バッグの中に無造作に詰め込まれた旅行関連の書類をいちいち手にすることなく、声に出して命令したり、頭を何度か動かしたりするだけで、レストランを予約したり、搭乗する飛行機の情報を入手したりすることが可能だ。

 また、翻訳アプリの「ワードレンズ(Word Lens)」では、標識やメニューを瞬時に翻訳してくれる。

 米国で一般向けに発売されたグーグル・グラスの試用版の価格は1500ドル(約15万円)となっている。(c)Relaxnews/AFPBB News