【5月19日 AFP】中国の鉱業会社、万宝(Wanbao)は19日、同社がミャンマーで操業する銅山の中国人労働者2人が誘拐されたと発表した。同社によると、誘拐したのは銅山に反対する活動家や僧侶らで、2人を殺害する可能性もあると脅迫している。

 ミャンマー北西部の街モンユワ(Monywa)にあるレパダウン(Letpadaung)銅山を運営している万宝によると、銅山に反対する活動家たちは23歳の請負労働者2人を人質に取り、銅山事業の「全面停止」を要求している。この銅山は、環境への影響や土地の接収を懸念する地元村民らの猛反対に遭っている。

 同社は声明で「マンダレー学生ネットワーク(Student Network of Mandalay)」と称する集団の一部による犯行で、さまざまな要求と脅迫を受けていると非難した。(c)AFP