【5月17日 AFP】欧州サッカー連盟(Union of European Football Associations、UEFA)は16日、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の財務規定違反があったとして、マンチェスター・シティ(Manchester City)とパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に対し、6000万ユーロ(約83億円)の罰金処分を科した。

 シティとPSGにはまた、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)で登録選手数を21人に制限する処分が下されている。

 今季のイングランド・プレミアリーグ王者に輝いたシティは、アブダビ(Abu Dhabi)の王族の一員であるシェイク・マンスール・ビン・ザイド・アル・ナヒヤン(Sheikh Mansour Bin Zayed Al Nahyan)氏が多額の資金を投資し、大型補強を断行していた。

 一方、今季のフランス・リーグ1で優勝を飾ったPSGは、カタール・スポーツ・インベストメンツ(Qatar Sports Investments、QSI)に買収されて以降、豊富な資金を利用して世界最高クラスの選手を次々と獲得していた。

 そのほかのクラブでは、トルコのブルサスポル(Buraspor)、ガラタサライ(Galatasaray)、トラブゾンスポル(Trabzonspor)、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)、アンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)、ルビン・カザニ(FC Rubin Kazan)、ブルガリアのレフスキ・ソフィア(Levski Sofia)が、FFPの規則に違反したとして今回処分を受けている。(c)AFP