【5月9日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は9日、ウクライナ南部のクリミア(Crimea)半島を訪問した。プーチン大統領の訪問はロシアによるクリミア編入後初めて。

 ロシアのメディアによると、プーチン大統領はクリミア半島セバストポリ(Sevastopol)の歴史ある港に到着し、第2次世界大戦(World War II)でナチス・ドイツ(Nazi)に勝利したことを記念する大規模な軍事パレードに出席するという。

 ウクライナ南東部のマリウポリ(Mariupol)では新たな戦闘が始まっているとの報道もあり、また、東部では親ロシア派が分離独立の是非を問う住民投票を強行する構えを崩しておらず、ウクライナ危機はいっこうに沈静化する気配もない。

 プーチン大統領は先に出席したロシア・モスクワ(Moscow)での軍事パレードで、国民の愛国心と忠誠心を褒めたたえた。(c)AFP/Michael MAINVILLE, with Marion THIBAUT in Kiev and Bertrand DE SAISSET in Slavyansk