【5月8日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは7日、第29節延期分の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は4-0でアストン・ビラ(Aston Villa)に圧勝し、リーグ優勝まであと一歩までの距離に迫った。

 アストン・ビラは、雨でぬかるんだ敵地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で後半19分まで得点を許さなかったが、シティはエディン・ジェコ(Edin Dzeko)が立て続けに2点を決めると、ステヴァン・ヨヴェティッチ(Stevan Jovetic)とヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)が追加点を挙げ、今季リーグ戦の合計得点数を100とした。

 シティの勝利で、リーグ3位のチェルシー(Chelsea)の優勝の可能性は消滅した。また、シティはウェストハム(West Ham)をホームに迎える11日の試合で負けなければ、この3シーズンで2回目の王者に輝く。

 既にキャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2013-14)制覇に導いたシティのマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督は、「同じようにプレーしていれば、スペースを見つけて得点できると確信していた」と語った。

「これでタイトルについて話すことができる。ウェストハムとの今季最終戦には勝たなければならない」

 トゥーレが1人で持ち込んだ鮮やかなシュートについて、同監督は、「ヤヤの実力は信じられないものがある。チームがプレミアリーグで合計100得点を挙げたのは、相当なものだ」とつけ加えた。

 ペジェグリーニ監督が率いるシティは、2位のリバプール(Liverpool FC)との勝ち点差は2しかないが、最終戦で引き分けても、同日ニューカッスル(Newcastle United)をホームに迎えるブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督率いるリバプールに対して、得失点差で13上回っているため優勝が決まる。

 リバプールとチェルシーがともにここ最近の試合で引き分けるなか4連勝を飾っているシティは、ウェストハム戦でチェルシーが樹立したリーグ最多記録の通算103得点も視野に入れている。(c)AFP/Tom WILLIAMS