【4月25日 AFP】スペインメディアは24日、FCバルセロナ(FC Barcelona)の前監督で、がんとの闘いを続けているティト・ビラノバ(Tito Vilanova)氏が緊急手術を受けたと報じた。

 ビラノバ氏はここ2年間、闘病生活が続いており、それが原因で2013年7月にFCバルセロナの監督を退任している。

 スペインの国営ラジオによると、ビラノバ氏は18日に入院し、胃の状態を改善する手術を受けたが、現在も容体は芳しくないとしている。

 ビラノバ氏は2008年から2012年にかけて、当時チームを率いていたジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督のアシスタントを務め、4シーズンで14個のタイトルを獲得したFCバルセロナの黄金期を支えた。

 現在45歳で、2011年に初めてがんと診断されたビラノバ氏は、グアルディオラ監督の後任として2012-13シーズンにFCバルセロナの指揮官に就任したが、がんの再発により米国で治療を受けなければならず、2012年12月から翌年4月にかけて、約4か月間クラブを離れていた。

 チームは最終的に、史上最多タイとなる勝ち点を獲得してスペイン1部リーグを制覇したが、ビラノバ氏は健康状態が改善せず、わずか1シーズン指揮したのみで退任を発表していた。(c)AFP