【4月25日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2014)は24日、シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-3でクロアチアのイワン・ドディグ(Ivan Dodig) に快勝し、8強入りを決めた。

 大会通算9度目の優勝を目指すナダルは、バルセロナ・オープンの過去43試合で42勝目を挙げている。

 四大大会(グランドスラム)13勝を誇るナダルは、ここ数週間の不調に悩まされており序盤こそ立ち遅れたものの、4度のブレークを奪って世界ランク37位のドディグを圧倒し、1時間23分で試合に決着をつけた。

 ナダルは、同胞のアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas)を退けた23日の2回戦に比べ、いいプレーができたとこの日を振り返っている。

 スペインの公共テレビTVEのスポーツチャンネルTeledeporteで、ナダルは「昨日より一歩前進したと思う。しっかりと踏ん張ることができた、いくらか落ち着いた気持ちでコートを後にすることができる」と話した。

 ナダルは、10代で初出場した2003年大会の2回戦で、同じくスペイン出身のアレックス・コレチャ(Alex Corretja)に、フルセットの末バルセロナ(Barcelona)で唯一の敗北を喫している。

 この大会で41試合負けなしのナダルは、これまでに3セットしか落としたことがない。

 ナダルの記録は、アーサー・アッシュ(Arthur Ashe)氏の樹立したキャリア通算683勝に並び、ボリス・ベッカー(Boris Becker)氏の713勝も視野に入っている。

 ナダルは、準々決勝で第6シードのニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)と対戦することになる。世界ランク20位のアルマグロは同日、6-3、6-3で第11シードのフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)を下し、11日前に米ヒューストン(Houston)で開催された米男子クレーコート選手権(U.S. Men's Clay Court Championships 2014)決勝の雪辱を果たしている。(c)AFP/Kieran CANNING