【4月23日 AFP】オーストラリアを訪問中の英国のウィリアム王子(Prince William)一家は23日、王子の祖母エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の名前が付けられたサウスオーストラリア(South Australian)州の街でディスクジョッキー(DJ)を体験するなどして若者たちと交流した。

 1955年に「エリザベス(Elizabeth)」と名付けられた街は、アデレード(Adelaide)北郊にある衛星都市だが、近年は失業率の増加に悩まされている。

 この日、ウィリアム王子夫妻は若者との交流を目的とし、地域の音楽プログラムやスケートボード公園などを見学した。ウィリアム王子は妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)と夫妻でDJも務め、若者たちのブレークダンスも見学した。参加者の女性は、キャサリン妃のDJの腕前を絶賛した。ウィリアム王子は自分の音楽の好みについて「ハウス・ミュージックが好きだが、ロックンロールやクラシック、リズム・アンド・ブルースに好きなものもある」と話した。

 さらに一家は、落書きアートや自転車モトクロス、スクーターの展示を見学した。また長男のジョージ王子(Prince George)に贈られた「ボクシング・カンガルー」のイラストが入ったスケートボードを受け取った。(c)AFP