【4月23日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開幕が約2か月後に迫ったブラジルで22日、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)有数の観光地として知られるコパカバーナ(Copacabana)ビーチ近くのファベーラ(スラム街)で、抗議デモを行っていた群衆が暴徒化し、警官隊と衝突した。このデモの中で男性1人が銃で撃たれ死亡した。

 国内の報道によると、先週末、ダンサーの男性(25)が警察に麻薬密売人と間違えられた後に死亡する事件が発生。群衆は男性が警察に殺害されたとして抗議していた。

 デモ参加者らがバリケードやタイヤに火を付け、ガラス瓶を投げるなどしたことから、周辺の主要道路2本が封鎖された。

 国内メディアはまた、地元の市役所職員の話として、デモに参加していた30歳の男性1人が頭部に銃撃を受けて死亡したと伝えている。誰が発砲したかは明らかになっていない。(c)AFP/Pierre AUSSEILL