【4月23日 AFP】オーストラリア政府は22日、F35統合打撃戦闘機(Joint Strike FighterJSF)58機を124億豪ドル(約1兆1900億円)で追加調達すると発表した。

 トニー・アボット(Tony Abbott)首相は声明で「F35はオーストラリア国防軍の情報収集・監視・偵察の能力を大きく向上させるだろう」と述べた。

 調達金額には武器、スペアパーツ、整備施設の費用も含まれ、オーストラリアの防衛産業に最大で15億豪ドル(約1440億円)の経済効果をもたらすとされている。

 オーストラリアは2009年、F35を14機調達することを決めているため、同国が調達するF35は合計で72機となる。納入は2018年に始まり、2020年から実戦配備される予定だ。

 オーストラリア政府は、2022年から退役が始まる予定のF/A18スーパーホーネット(Super Hornet)の1飛行隊をF35で置き換えることも検討する。(c)AFP