【4月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は22日、準決勝第1戦が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とチェルシー(Chelsea)は0-0で引き分けた。

 アトレティコの本拠地ビセンテ・カルデロン・スタジアム(Vicente Calderon Stadium)で行われた初戦がスコアレスドローに終わり、両クラブは30日にロンドン(London)のスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で行われる第2戦で望みを叶えるべく戦う。

 チェルシーがホームチームを抑えにかかる中、アトレティコは終盤にラウル・ガルシア(Raul Garcia)が二度惜しいヘディングシュートを放ち均衡を破りかけたが、両チームともに好機は少なかった。

 しかしながら、チェルシーはGKペトル・チェフ(Petr Cech)が前半に、主将ジョン・テリー(John Terry)が後半にそれぞれ交代となる二つの大きな打撃を受けた。このため、両選手の第2戦への出場は危ぶまれている。

 また、この試合でイエローカードを受けたチェルシーのフランク・ランパード(Frank Lampard)とジョン・オビ・ミケル(John Obi Mikel)、アトレティコは主将のガビ(Gabi)が第2戦で出場停止となる。

 先発出場したフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)は、2007年にアトレティコからリバプール(Liverpool FC)に移籍して以降では、初めてカルデロンに相手チームの選手として戻ってきた。しかし、チェルシーは10人でしっかり守りに入り、トーレスは孤立した。

 チェルシーは前半17分、アトレティコの左からのCKでガルシアと交錯したチェフが試合続行不可能となり、ベテランのオーストラリア人GKマーク・シュワルツァー(Mark Schwarzer)がチェフと交代を余儀なくされた。41歳のシュワルツァーは、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントでは最年長出場選手となった。

 シュワルツァーは英ITVテレビに対し、「かなり早い段階で起きたけれど、慣れているからね。自分の仕事をきっちりやろうとした。みんなと同じように、やってやろうじゃないかって」とコメントした。(c)AFP