【4月22日 AFP】2013年の米国新聞業界は、デジタル版への移行でわずかに成功がみられるものの依然として収益減に苦しんでいることが、米新聞協会(Newspaper Association of America)が18日に発表した報告書で明らかになった。

 業界全体の2013年の収入は、前年の386億ドル(約3兆9620億円)より2.6%少ない375億9000万ドル(約3兆8590億円)だった。

 オンライン版と有料コンテンツにより購読収入は前年比3.7%増の108億7000万ドル(約1兆1160億円)となった。広告、購読、マーケティングを含むデジタル版からの収入は同5.8%増で、新聞業界の全収入の12%を占めた。

 しかし、業界の主要収入源だった紙媒体の広告収入は同8.6%減の173億ドル(約1兆7760億円)で、減少を続けている。(c)AFP/Rob Lever