【4月23日 AFP】フィリップ・トルシエ(Philippe Troussier)氏は、1998年から自身が指揮を執ったサッカー日本代表が、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でベスト16に進出すると予想している。

 ナイジェリア代表とブルキナファソ代表を躍進させたことから、「白い呪術師(White Witchdoctor)」と呼ばれたトルシエ氏は、「日本は決勝トーナメントに進出しなくてはいけない、と初めて言えるよ。われわれ日本が勝ち抜けなければ、それは失敗ということになる」と語った。

 フランス・パリ(Paris)の自宅にも日本風の調度品をあしらうトルシエ氏は、かつて指揮官を務めた日本代表チームを現在も「われわれ」と表現しており、6月14日のグループC第1節では、選手の年齢層が高いコートジボワール戦で番狂わせを期待している。

 トルシエ氏は、「コートジボワールは強いチームだ」と語る。「しかし、年齢が上がっていて勝利の行方は(ディディエ・)ドログバ(Didier Drogba)とヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)にかかっている。コートジボワールはチームワークと団結力に欠ける部分がある。日本の精神力と連帯意識がコートジボワールの個人の能力を上回ると思う」と続けた。

「ブラジルやドイツ、アルゼンチンと対戦するグループではないので、ギリシャやコロンビアの監督も日本との対戦を喜んでいることだろう。でも、日本は勝ち進むことが期待されている。それが、過去のW杯との違いだ」