【4月21日 AFP】サッカー元日本代表監督のフィリップ・トルシエ(Philippe Troussier)氏は、キャリアの集大成として2020年開催の東京五輪で日本代表チームの指揮官を務めたいとAFPに語った。

 フランス出身で59歳のトルシエ氏は、モロッコの代表監督候補に名前が挙がっているが、2002年のW杯日韓大会では共催国の日本をベスト16入りに導いた実績を持ち、再び日本代表を率いることは最後の仕事として完璧だと語った。

 フランス・パリ(Paris)で電話インタビューに応じたトルシエ氏は、「日本に戻るのが私の夢だ」と話した。

「2020年の五輪に向け、私を代表監督の候補に入れてくれればと思う。そうすれば、有終の美を飾ることができる。私は日本の五輪代表チームを指揮して、引退したい」

 1999年のワールドユース選手権(FIFA World Youth Championship)ではU-20の日本代表を決勝進出まで、2000年のシドニー五輪ではU-23の日本代表を8強に導いたトルシエ氏だが、「A代表の監督に戻る気はない」と話している。

「でも、ユースのプログラムで指導してみたいとは思っている。そうだな、14歳から20歳くらいといったところだね。そういった部分で、日本は外国人コーチの知識と経験を必要としているんだ」

(c)AFP