【4月20日 AFP】米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で18日、コミックのキャラクターに扮した人たちの参加人数で競い合う世界最大のイベントが行われ、米国会議事堂の前にはスーパーマン(Supermen)やキャプテン・アメリカ(Captain America)の衣装を着た人たちが集まった。しかし、ぴっちりしたタイツを身に着ける度胸と超人的パワーを持ってしても、世界記録の更新は果たせなかった。

 どんよりとした空の下に集まった237人の参加者たちは、奇跡を起こして世界記録を打ち立てようとしたものの、2011年4月に中国江蘇(Jiangsu)省常州(Changzhou)に集まった1530人には足元にも及ばなかった。

 バットマン(Batman)に扮して参加した販売員の男性(58)は、「私は太っているから、こんな衣装を着るべきじゃないんだけどね」と話し、「少なくとも今日のイベントでは、タイツを着た参加者の中で私が一番太っているよ」と言いながら、タイツと着古したマント姿で胸を張った。

 他にも、スパイダーマン(Spiderman)やワンダーウーマン(Wonderwoman)をはじめ、ウルヴァリン(Wolverine)の仲間のジュビリー(Jubilee)など、ある程度有名なさまざまなキャラクターに扮した参加者たちがいた。

 世界記録更新の試みは、コミックブックに関するファンのためのコンベンション開幕前に行われた。主催者のベン・ペンロッド(Ben Penrod)さん(31)は、記録を更新できず残念だが、日曜まで開催される「Awesome Con」のイベントが好調なため、元気づけられたと話した。

 ペンロッドさんによると、会場の広さは昨年の10倍以上になったため、4万人程度の来場者を見込んでいるという。(c)AFP