【4月20日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2014)は19日、モナコのモンテカルロ(Monte Carlo)でシングルス準決勝が行われ、大会第3シードのスタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka、スイス)は6-1、7-6で第6シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)を退け、決勝進出を果たした。

 準々決勝で、大会8連覇の実績を持つ第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破ったフェレールだったが、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)覇者のワウリンカを前に準決勝で姿を消した。

 イースターサンデーの20日に行われる決勝で、ワウリンカは同じくスイス出身で第4シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と対戦することになる。国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2014)ではダブルスでペアを組み、私生活でも親交の深い両者だが、対戦成績は13勝1敗とフェデラーが勝ち越している。

 ワウリンカは、2009年のモンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2009)3回戦で唯一の白星を挙げて以来、フェデラーとの直接対決を制していない。

 フェデラーとの決勝を控え、ワウリンカは「スイス人選手との対戦は、もちろん最高さ。とりわけロジャーとはね」と喜びを口にした。

「今日の試合内容には非常に満足している。第1セットのゲームがとても良くて、第2セットでは少しためらいがあったけど、納得のいく試合ができた」

 ワウリンカは、同胞のナダルを2003年以来の早期敗退に追いやったフェレールについて、「戦術を変えて、フォアハンドがよりアグレッシブになった」と評している。

 今季の通算成績を19勝3敗に伸ばしたワウリンカは、全豪の後に出場したBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2014)とソニー・オープン2014(Sony Open 2014)で思うような結果を残せず、ここに来てようやくスランプから抜け出したようだ。

 この試合で久々のブレークポイントを迎えたワウリンカは、フェレールとの対戦成績を6勝7敗とした。

 ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)シリーズで100勝目を挙げたワウリンカは、7度目の出場となるモンテカルロで、通算成績を15勝6敗としている。(c)AFP/Scott WILLIAMS