【4月18日 AFP】米自動車大手フォード・モーター(Ford Morter)は16日、名車「マスタング(Ford Mustang)」誕生50周年を記念し、ニューヨーク(New York)のエンパイアステートビル(Empire State Building)86階の展望台に新型の「マスタング・コンバーチブル2015年モデル(2015 Mustang Convertible)」を展示した。

 マンハッタン(Manhattan)を見下ろす展望台の高さは地上1000フィート(約304メートル)以上。車をクレーンで吊り上げるには高すぎ、ヘリコプターから降ろすには狭すぎるため、部品の状態でエレベーターで運び上げ、8~9人が夜、雪まじりの冷たい雨と強風の吹き付ける展望台上で5時間かけて組み立てた。天気は次第に回復し、夜明けには朝日に輝く黄色のスポーツカーが完成した。

 展示は17日まで。18日午前2時(日本時間午後4時)に展望台の一般公開が終了した後、またフォードのスタッフが車を分解して運び出す予定だ。

 フォードがマスタングをエンパイアステートビル展望台に展示したのは、1965年以来2度目。(c)AFP/Brigitte DUSSEAU