【4月18日 AFP】米政府の大規模な情報収集活動を暴露した米国家安全保障局(National Security AgencyNSA)のエドワード・スノーデン(Edward Snowden)元契約職員が17日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とのテレビ対話に参加し、ロシア政府による情報収集活動の規模について質問した。

 スノーデン元職員は米国が国内外で行う大規模な情報収集活動を暴露して米情報機関に揺さぶりをかけた後ロシアに入り、昨年8月にロシア政府から一時亡命の許可を得たが、その後の滞在場所は極秘とされている。

 テレビ対話は、ロシア国民が携帯電話のアプリケーションを使って投稿した質問の動画にプーチン氏が答える形式で行われた。

 スノーデン元職員が投稿した動画は、撮影場所が分からないよう背景が暗くなっていた。スノーデン元職員の弁護士アナトリー・クチェレナ(Anatoly Kucherena)氏は国営ロシア通信(RIA)に対し、元職員の質問動画は事前に撮影・投稿されたものだと述べた。