【4月17日 AFP】中国国営メディアは17日、同国東北部の黒竜江(Heilongjiang)省で13日に起きた旅客列車の脱線事故は、ハルビン(Harbin)駅の「不満を抱いた」鉄道作業員が原因だったと報じた。

 中国国営紙の環球時報(Global Times)が経済紙・華商朝報(China Business Morning Post)の報道として伝えたところによると、捜査当局は事故に関連してハルビン駅に勤務する呉振金(Wu Zhenjin )容疑者の身柄を拘束したという。

 環球時報によれば、呉容疑者は線路点検チームの主任で、レールを12メートルにわたって外した疑いが持たれている。昇進が見送られたことへの不満が動機とみられるという。

 当局は、レールを外すには専門の工具が必要とみて捜査を行っていたという。また、呉容疑者は事故後に「異常な態度」を示していたという。この事故では15人が負傷した。(c)AFP