【4月17日 AFP】男子テニス、元世界ランク1位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は16日、ミルカ・バブリネック(Mirka Vavrinec)夫人との間に第三子が誕生するため、来月開幕する全仏オープンテニス(French Open 2014)を欠場する可能性を示唆した。

 フェデラー夫妻は、出産予定日をはじめとする詳細を明かしていないが、4歳の双子の娘の父親でもあるフェデラーは、いかなるテニスの試合よりも家庭を大事にしたいと考えている。

 大会第4シードとして出場しているモンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2014)で、チェコのラデク・ステパネク(Radek Stepanek)を下した試合の後、フェデラーは「(出産の場に)立ち会って妻を支えることが、僕にとっての最優先事項だ」と話している。

「もちろん、僕は十分な試合数を重ねてきた。1つの大会、あるいは1試合を欠場したところで何も変わらない。いつになるのかまだ分からないから、今のところはプレーを楽しめている」

 その決定には、約5週間後に開幕する全仏オープンも含まれるのかという問いかけに関し、フェデラーは、まだ答えるのが早すぎるとコメントした。

「それは、時期が分かったときに話そう。今のところ、そうならないことを期待している。もしそうなれば仕方ないけどね」

 2009年7月、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2009)でタイトルを獲得してから8月のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2009)開催までに空いた5週間という最高のタイミングで、フェデラー夫妻に双子の娘が誕生している。(c)AFP