【4月23日 AFP】デンマークで、自分の料理をテークアウトの食事として売り出すサービスを提供するウェブサイトが開設された。

「1食だけのときもあれば、20食を売りに出すときも。何を作っているか、どれだけ時間があるかによる」と、コペンハーゲン(Copenhagen)でコンサルタントとして働くアナ・テレサ・サラス(Ana Teresa Salas)さん(32)は言う。

 このサイト「ディナーサーファー(Dinnersurfer.dk)」で家庭料理を購入すれば、プロのサービスを使うより値段を安く抑えられる上に、売り出されている料理はレストランの脂っこい料理よりヘルシーなことが多い。

「とてもおもしろいと思った。どっちみち家族のために毎日料理するし、いつも作りすぎてしまうの」と言うサラスさん。同サイトを利用して自分の料理を週2~3回販売している。

 彼女がよく作るのは、父親の故郷であるアルゼンチンに着想を得た料理。1人分を35クローネ(約660円)ほどで売り出す。購入するのは独身の若い世代が多い。

 同サイトは2月に立ち上げられて以来、2900人の利用者を集め、うち460人は料理を作って販売する人たちだ。

 ディナーサーファーを考案したのは、経営学部の学生2人とコンピュータープログラマーのチーム。ある夜、腹が減った3人は、普通のテークアウトと違うものが食べたいと思った。