【4月16日 AFP】約3週間の日程で2か国を歴訪中の英国のウィリアム王子(Prince William)一家は16日、先に訪れたニュージーランドから豪州入りした。

 ウィリアム王子とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)は生後8か月のジョージ王子(Prince George)を伴い、オーストラリアのシドニー(Sydney)に到着。空港ではトニー・アボット(Tony Abbott)豪首相とピーター・コスグローブ(Sir Peter Cosgrove)豪連邦総督が出迎えた。また午後にニューサウスウェールズ(New South Wales)州主催の歓迎式典が行われたシドニーハーバー(Sydney Harbour)のオペラハウス(Opera House)周辺には、王子一家を一目見ようと多数の人たちが集まった。

 夫妻は17日には世界遺産のブルーマウンテンズ(Blue Mountains)を、19日にはクイーンズランド(Queensland)州の州都ブリスベーン(Brisbane)、22日には同国中部にある巨大な一枚岩ウルル(Uluru、エアーズロック、Ayers Rock)を訪問。23日にアデレード(Adelaide)へ向かい、帰国前の24、25日には、首都キャンベラ(Canberra)に滞在する予定だ。

 10日間に及んだニュージーランドへの訪問では、先住民マオリ(Maori)の戦士から歓迎を受け、オークランド(Auckland)でヨットレースに参加したり、クイーンズタウン(Queenstown)でジェットボートで川下りを楽しんだりした他、出発前にはウェリントン(Wellington)の警察学校で、将来は警察犬になるジャーマンシェパードの子犬たちと触れ合った。またウェリントン(Wellington)では、ジョージ王子が地元の赤ちゃん10人らと「交流」し、初めての「公務」を経験した。(c)AFP