【4月16日 AFP】米オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)の連邦大陪審は15日、米国で製造される自動車に使用されるゴム部品の価格を操作した罪で、ブリヂストン(Bridgestone)の幹部1人と元幹部2人を起訴した。

 3人は2001~08年にかけて、米国内で自動車を生産する日本のメーカー向けの防振ゴム部品の販売価格を他社と共謀して固定し、競争を阻害した罪に問われている。3人はいずれも禁錮10年と100万ドル(約1億円)の罰金が科される可能性がある。

 ブリヂストンなど主に日本の企業26社は、米司法省が数年前から行っていた大規模な自動車部品の価格操作の捜査で、法令に違反していたことを認めている。ブリヂストンは今年2月に4億2500万ドル(約430億円)の罰金支払いに同意しており、これまでに各社が支払いに同意した罰金の総額は約23億ドル(約2300億円)に上っている。(c)AFP